MOE 40th Anniversary 5人展(阪急うめだギャラリー)
新年早々にMOE 40th Anniversary 5人展へ行って来ました!
2019年1月7日まで阪急うめだ本店9階の阪急うめだギャラリーにて開催中の巡回展。
展覧会概要
作家ごとの私の感想
MOEバックナンバー写真への感想
展覧会での絵本読み放題コーナーにて
東京で開催されていると知ったときから行きたくて仕方なかった展覧会です。
雑誌「MOE」は「詩とメルヘン」と共に私が中学生の頃から時々見ていました。
ここ数年は池田あきこさん、酒井駒子さん、ヒグチユウコさんなどを楽しみに見ていたので、今回の展覧会は本当に楽しみにしていました。
また10年くらい前によく読んでいた島田ゆかさん、なかやみわさんの原画も展示されていて、その作品を読んだ頃のことを思い出したりしていました。
展覧会の内容としては、絵本を数点とりあげて、その作品の原画を中心に構成されていました。どの作家さんもダミー本を作られていて、それを拝見できることが喜びでした。
大阪会場では特別に長谷川義史さんの原画も展示されていました。
このあとは個別に少し感想を書いていきます。
酒井駒子さんの展示の感想
入口からすぐのところに展示されていた酒井駒子さんの黒板にチョーク?で描かれたイラスト。森のアトリエで描かれたものを、そのまま会場に展示した作品とのこと。警備員さんがそばで見守られていて、なんだか不思議な感じでした。少しでも触れると消えてしまう原画。その存在感。淡いようで重いのが面白かったです。
酒井駒子さんの原画をこんなにたくさん見たのは初めてで、アクリルガッシュの塗りの立体感には感動しました。
酒井駒子さんの絵については、幼い子どものフォルムと重ねた独特の塗りが魅力だと私は感じているので、それを堪能できてとても満足でした。
島田ゆかさんの展示の感想
島田ゆかさんといえば、私にとっては「バムとケロ」のシリーズ。
隅々まで細かく描かれたイラストはいつまでも見ていられます。
パッと見て、多くの色彩に溢れているのに、うるさく思わないのは、きっと色について計算されているのだと勝手に思っています。
「ぶーちゃんとおにいちゃん」の生まれたきっかけの本が展示されていて、へえ〜と思いました。
なかやみわさんの展示の感想
なかやさんの絵本ではやっぱり「そらまめくんのベッド」が好きです。この絵本を読んでからそらまめの皮を剥くたびにふわふわのベッドを思い出します。
このお話、ずいぶん前から考えられていたお話だと知りました。誕生秘話もうれしいエピソード。
最近の作品は読んでいなかったのですが、「やさいのがっこう」シリーズは絵の繊細さがひときわ感じられ、なかやさんらしいやさしいお話だと思いました。
ヒグチユウコさんの展示の感想
私がヒグチユウコさんを知ったのはMOEからでした。猫を中心に素敵なキャラクターを精密にユニークに描かれる絵がたまりません。ニャンコのお話は設定が大好き。私はやっぱりニャンコがいちばん好きかもしれません。展示の絵の中に、時々登場する羽海野チカ先生のブンちゃんを見つけて、うふふと思っていました。
ヨシタケシンスケさんの展示の感想
今、大人気だからか、みんな内容をじっくり読んでしまうからか、そこだけ人の流れがゆっくりでした。
原画を見て驚いたのは、白い! 絵の色は別に色をつけておられるのね!
そのシンプルな線と面白い発想のお話は、くせになるなあ、と思って見ていました。
MOEの40周年を記念してのこの展覧会、バックナンバーが一部飾られているのを見るのも面白かったです。立原えりかさんの特集と表紙にあって、懐かしく思いました。
私が中学生の頃は永田萌さんなども人気でした。大学生の頃は東逸子さんやきたのじゅんこさんに惚れ込みました。思い返すと本当に懐かしい。
そして、雑誌MOEのキャッチコピーが時代とともに時々変わっていっているのが面白い。
「メルヘン&イメージアート」
「メルヘン・ファンタジー&イメージアート」
「メルヘン&ファンタジーワールド」
「絵本とキャラクター」
「絵本のある暮らし」
展覧会では出口付近にMOEのバックナンバー(最近の2年分くらい?)と絵本が本棚に置いてあり、読み放題でした。
私は大好きなノラネコぐんだん(工藤ノリコさん作)の絵本を読み漁りました(笑)。
出口にあったパネルを記念撮影。大満足な展覧会でした!
初めてのブログ、読みにくい点もあったかと思いますが、今後も気が向いたら読んでいただけたら幸いです。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
次回は何を書こうか、乞うご期待?