みやふきんの見聞録

見聞きしたり感じたものを記録するブログ

咲くやこの花館に行ってきました!

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咲くやこの花館の乾燥地植物室

「POPなきのこ展」のために咲くやこの花館に行ってきました。

20年以上前に一度行ったことはあると思いますが、大部分を忘れていました。

咲くやこの花館は EXPO'90「花と緑の博覧会」に合わせて作られた大温室だそうです。

花博といえば……

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 花ずきんちゃん!(マンホールのふた)

鶴見緑地内にありました!

 

さて、咲くやこの花館の温室について語っていきます。

 いざ、入館!

フラワーツアーに参加

「ビカクシダ」について

サボテンの一種「金鯱」について

青いケシ「メコノプシス」について

 

券売機で大人500円で入場券を購入して入館。再入館は半券の提示で16:30までOKです。

温室というと、やたら湿度が高いイメージが私にはあったのですが、ここはそうではなく、ムッとするような湿度は感じませんでした。

温室入口に置いてあったきのこ探検隊ラリー用紙を手に、ラリーをしつつ興味の向くままに順路に沿って見ていきました。(私は多肉植物やサボテンが好きなので、そこに長く留まっていた気がします)

一通り見終わってきのこ展も見たあとで、インフォメーションセンターを通りかかると、フラワーツアーの募集をされていました。料金は無料とのこと。じゃあ、参加してみようかなとその場で決めました。ツアー開始まであと5分のことです。

フラワーツアーは約30分間、職員さんのガイドで温室をまわるツアーです。

1日3回、11:00・13:00・15:00出発、定員20名。当日受付。

私は11:00の回でしたが、私を含め4名でした。思ったより少ない。

ツアー出発前にインフォメーションセンター前で、ざぼんの紹介とひとくち大にカットされたさぼんの試食。さっぱりした酸味で美味でした。

いよいよツアー開始。

まず熱帯雨林植物室からめぐります。

印象的だったのは「麋角羊歯(ビカクシダ)」。植物の葉が鹿の角に見えるからこの名前がついたとか。この植物は着生植物という分類とのことで、温室のビカクシダは木の板から生えていました。葉の役割が上の部分と下の部分とでは異なると教えていただきました。上は水分や養分を蓄える貯水葉。下は胞子葉で、葉の裏の茶色い部分に胞子をつけ繁殖するということでした。

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熱帯食虫植物コーナーではネペンテスの蓋は消化液ができないと開かないしくみと聞きました。へえ〜!

 

熱帯花木室では紅白の「カリアンドラ・ハエマトケファラ」が印象的。パウダーパフみたいなのはおしべの集合体だって!

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そして、いよいよ私の大好きなエリア乾燥地植物室へ。

まず目に入るのはサボテン「金鯱(キンシャチ)」。

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ガイドさんが教えてくれたのですが、サボテンの近くを見ると、サボテンの赤ちゃんが 育っている場所があるのだそうです。

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まだ葉緑素のないピンク色のかわいいサボテンの赤ちゃんもありました!

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こういうの、なかなか気づけなかったので、教えてもらえてよかったです!

 

次のエリアは高山植物室です。

なんといっても目を引くのは青いケシ「メコノプシス」です。

開花調整をしているので一年中見れる。それはどういうことかというと、バックヤードで温度などきちんと管理して育てて、開花したら指定の場所に植え替えしているということなんだそうです!バックヤードでの育成が大変!すごい!と思いました。

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ピンボケでごめんなさい。雰囲気を味わって下さい。

最後のエリア、極地植物室はガラスケースの中に、南極と北極の植生が再現されています。現地から特別に採取してきたものらしいです。苔しかない南極に比べて小さいながらも花のある北極が華やかに見えました。

 

フラワーツアー、参加してよかったです。知らないことをたくさん教えてもらいました。自分なら注目しなかった植物をガイドしてもらうことで、しっかり見ることもできました。

 

咲くやこの花館にこれから行かれる方、時間が合って空きがあれば、ぜひフラワーツアーで温室を回られることをおすすめします!そしてその後、自分の興味のあるところを思う存分めぐるのもいいかもしれません。