ART GUSH アートツアーに参加してきました
2019年3月21日(木・祝)にART GUSHアートツアーに参加してきました。
そもそもART GUSHとは何なのか?
大阪府和泉市にある和泉市久保惣記念美術館の収蔵品から30点を、現代クリエイターの方たちにリライトしてもらったものを元に、和泉市のまちなかに壁画として描かれたものなのです。
詳しくは公式HPへ↓ 元になった収蔵品も写真で載っているので比較できます。
壁画公開日の2019年3月21日、アートツアーを午前午後各一回ずつ開催されていて、それに参加してきました!
アートツアーは壁画を1番から順に参加者と徒歩でめぐるツアーで、約2㎞の道のりを、製作したアーティストさんの一言を聞いたりしながら、2時間くらいかけてゴールの和泉市久保惣記念美術館まで行くというもの。
順番が入れ替わったのは28,29番と30番だけで、他は順番通りに案内して下さいました。そして、製作したアーティストさんも数名を除き、ほとんど来こられていて、作品について一言お話して下さいました。
こんなところにこんな壁画が!と楽しく見て回りました。
公式サイトにはどこにどの壁画があるか、番号を載せた地図がありますが、徒歩でめぐる際にわかりにくい場所だけ、ここで示しておきたいと思います。実際に行かれる方の参考になれば幸いです。
(徒歩で行く予定がなく、この先読むのもだるいと思われた方はこのあとの目次で「2.パブリックアートについて思うこと」をクリックしてジャンプして下さいね)
1.徒歩でめぐるときの目印
01,02はエコール・いずみにあり、03はエコール・いずみと和泉シティプラザをつなぐ橋から下を覗くと見える階段にあります。
07は通路奥まで進んで振り返ると壁に見えます。
09はトンネルの壁にあり、12,13はトンネル内の壁にあります。
10,11へは坂道を上って行く。11でUターンしてトンネルに戻ります。
14へ行くにはトンネルを抜けて歩道橋を歩き、歩道橋の途中にある階段を降ります。
咲花病院のすぐそばに14の壁画が描かれたのぞみ野自治会館があります。
15はまなび野橋にあります。まなび野橋は桃山学院大学へ繋がっています。大学へ入って大丈夫です。大学の敷地内に和泉市いずみの国歴史館という公共施設があるので。
まなび野橋への入口がわかりにくいですが、T字路を右に曲がり、バス停が目印。
橋を渡りきってからまなび野橋の下側へ行ける下り坂があるので、そっちへ行くと16へ。16からはUターンしてくる。
15は桃山学院大学総合体育館の壁面にあり、宮の上公園の駐車場近くに18,19,20がある。
22の壁画から壁をくぐって反対側の壁を見ると23,24,26,27がある。25は和泉市いずみの国歴史館の壁面にある。
30は公園内から眺めます。山も見えます。
公園から坂道を降りて先ほどの19の場所近くまで戻ると、和泉市いずみの国歴史館の壁面に28と29があります。
アートツアーではそのあと坂道をまた上って、公園へ戻り、公園から反対の方へ坂を降りて和泉市久保惣記念美術館を目指します。人しか通れないような路地を行きました。路地から大きな道へ出て、わりとすぐに美術館が見えて来ます。
美術館では壁画になっていた作品の一部が見れました。
改修中のお庭でしたが、ヒュウガミズキがきれいに咲いていました。
2.パブリックアートについて思うこと
公共の場にアートがあることは、そこへ行けば、そのアートを見れるということです。それはその場所を訪れることが日常である人にも、アートそのものを見にきた人にも、別のことでたまたま見かけた人にも、「あそこにあんなのがあったな」と思うこと。それがアートを身近に感じることにつながることだと思っています。
京阪鴨東線の開通を記念して駅構内に元大谷大学教授下村良之介作の「月明を翔く」出典元・駅置きの広報誌「くらしの中の京阪」1995年1月号・同3月号の『駅を彩るモニュメント』より (ウィキペディアより引用)
「月明を翔く(弥)」は下記のページで写真を見れます。
下村良之介《月明を翔く(弥)》 1990年 - Sakyō、京都府
この「月明を翔く(弥)」はシリーズ作品のようで、(弥)は1990年制作。他のシリーズ(「衛」「稀」「亜」「宇」「庇」「琥」「那」など)もありますが、美術館に収蔵されていたり、個人蔵なのです。公共の施設にあるのは(弥)だけ。
京都に生まれ、活躍した下村良之介さんだからこそ、パブリックアートとしてこの地に掲げられているように思うのでした。
ART GUSHに話を戻します。リライトするクリエイターさんは、関西にゆかりのある現代クリエイターさんを選出されたようです。和泉市にゆかりのある方もいらっしゃるとアートツアーで聞きました。そういう地域性というものもパブリックアートにはあってほしいと私は勝手に思っています。
ここへ来ればこの作品がある。それをきっかけにして収蔵品を再度鑑賞し直すことや、現代クリエイターの方たちを知る機会となって、また別の美術作品に触れる契機となる。そんなふうであってほしいと思いました。
私はこの企画で知った現代クリエイターさんを数名を気に入って、今後も見ていこうかと思っています。
下記の写真をクリックするとインスタグラムにジャンプして、私が撮った他の写真が見れます。
長くなりました。ここまで読んで下さってありがとうございました!