みやふきんの見聞録

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ヒグチユウコ展CIRCUS ( 神戸ゆかりの美術館)へ行って来ました!

2019年6月30日、前売り券まで購入して楽しみにしていた「ヒグチユウコ展CIRCUS」を見に行って来ました! 

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日曜日の午後。雨が降っていました。そのせいか思っていたよりも空いていました。チケット入場共に並び列はなし。

 

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最初に壁面一面にずらっと絵が並ぶ。あまり大きな絵はなくて、小さな絵がたくさん、わりと高いところまで展示されていて、上の方は見づらかったのが残念。

「せかいいちのねこ」などの絵本の原画はほぼ網羅されていたと思います。

絵だけでなく、ヒグチユウコさんの世界を立体的に表現したぬいぐるみなども展示されていました。

「猫風神雷神図」の一連のシリーズは「和」のコーナーの演出。ギュスターヴくんを中心にしたサーカス風のコーナーには覗き穴がいくつか壁にあって、覗くと動画が見れたり、楽しい仕掛けもありました。

初期作品のコーナーは新鮮でした。透明水彩の絵が印象的でした。今とは違う雰囲気ではあるのですが、やはりどこかシュールなのは今に繋がっている感じを受けました。

会場内で私がいちばん印象的だったのは「現代版 絵本 御伽草子 うらしま」という絵本の挿絵でした。大きな絵ではないのですが、その禍々しい雰囲気にどうしようもなく惹かれました。

ヒグチユウコさんの作品は主にふたつ魅力的な世界観があると思うのです。緻密な筆致で描かれる猫などの動物のシュールでもあるキャラクターの愛らしさというのがひとつ。「死」を「異界」を彷彿させるような妖しく美しい人物の姿を描く世界観がもうひとつの部分。

私はどうしようもなく物語に惹かれる人であるので、どうしても物語を感じさせるその挿絵に惹かれました。

あと、「オフィーリア」も好きです。総じてどなたが描かれても、私は惹かれる題材ではあるのですけど。今回、初めてヒグチユウコさんのオフィーリアを見たのですが、「死」に近い、近すぎるほどのオフィーリアで、美しいだけではない、壮絶感を感じて目を奪われてしまう感覚でした。

 

出口から出るとすぐに目に入るのが壁面パネル。ここはモニターと飾ってある本以外は撮影可能。ここぞとばかりに撮影します。テーブルと椅子がいくつかあって、そこには絵本などを見本として置いてあり、自由に読むこともできます。このスペースにガチャコーナーも設置されていて、係の方が随時カプセルを補充してくれていました。ガチャコーナーの一番端には両替機も設置されていて、安心してガチャを楽しめます。

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グッズショップも混雑していなくて、並ぶことなく購入できました。購入はチケット半券を提示して一人一回だけという制限がありました。

私が購入したものは画集と神ミイル茶(カモミールティー)。

フィギュアはガチャコーナーのもの。解説?が封入されてました。それもかわいい。

 右下はひとつめちゃんの絵柄の前売券(半券)

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行かれなかった方には、なんとなくの雰囲気を感じてもらえたら、これから行かれる方には、何かしらの参考になれば幸いです。

 

「ヒグチユウコ展CIRCUS」公式サイトはこちら↓

higuchiyuko-circus.jp